ペイ フロリデーション フォワード運動の意味合い

映画「ペイ フォワード」とは


映画「ペイ フォワード」を、観られたことのある方は思い出していただけると思いますが、その映画では、中学生の社会科の宿題の「世の中をよくする方法を考え実行しよう」というテーマに対して、トレバー少年は、ねずみ算式によいことをする運動を考えました。

映画の顛末は思いもかけぬもので、悲しみとともに、多くの感動を与えた映画です。

映画ペイ・フォワードより

この日本語名「ペイ フォワード」は正しくは オリジナルの題名:  "Pay it fowared" の、"it" を抜いて日本語になじみやすいように無理やり変えたものです。

"Pay" は他動詞で、「~を払う」と言う意味があり、"fowared" は、「前に」という意味です。

つまり、"Pay it fowared" は、直訳すると「それを前に払う」という意味があります。

通常、「払う」とは、「何かをしてくれた見返り」に、お金を払うので、"Pay it back" と言いますので、"Pay it fowared"とはあまり使わない表現です。

作家は、無理やりこの言葉を使った理由は、「何か良いことをされたら、その見返しを、良いことをしてくれた人にではなく、別の誰か3人にする」ためにわざとこの、言葉をつかいました。

「ペイ フロリデーション フォワード運動」とは


さて、私たちのフロリデーション普及運動は「ペイ フロリデーション フォワード運動」と名づけました。

この言葉も、英語の語感から言うとわかりにくい表現です。

しかし、私たちが、この言葉を使う理由は、4つあります。

1つ目は、フロリデーションは自分たちのためにすることだけれども、どちらかというと、自分たちのためというよりは、むし歯で苦しむことになるだろう一般の周りの人達のために行う運動だからです。

その、映画「ペイフォワード」であった、中学生の社会化の宿題の答えと同で、社会を良くする運動なので、映画「ペイフォワード」にちなんでつけました。

2つ目は、フロリデーション普及を前に進めていくという、意味合いを持たせています。

日本では、なかなかフロリデーション普及が進まないのですが、ペイ フロリデーション フォワード運動、あなたにもできる、社会を良くする運動を、知恵とお金と末広がりのマンパワーを利用して進めていく意味合いがあります。

3つ目は、フロリデーションを前に進めていくよう資金集めをすることにちなんでこの名前をつけました。

英語で正しくは、”Pay (or donate) for fluoridation" ですが、「前へ」という単語を残し、映画「ペイフォワード」のイメージを残すために、あえて、”Pay it fowared”のように英語では意味の通らない言葉を選びました。

そして最後の4つめは、ある意味での「情けは人のためならず」です。フロリデーション普及にお金を寄付することで、フロリデーションが実現化され、むし歯が減り、歯科医療関係者のイメージアップと誇りを取り戻す。つまり、将来の歯科医療関係者のためにも、フロリデーションに投資するという意味合いがあります。

*余談ですが、映画「ペイ フォワード」はとてもいい映画なのでぜひ観てください。